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第9回みらいフォーラム開催

2007.09.14

今回は、弊社がNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」の金融考証のお手伝いをした関係で、ドラマの 原作者である真山仁先生に「小説・ハゲタカの向こう側」をテーマにお話いただきました。

著書「ハゲタカ」「ハゲタカⅡ」は、「NHK土曜ドラマの原作は売れない」というジンクスを 打ち破り、発行部数60万部をこえるベストセラーになりました。 また、ドラマ「ハゲタカ」は、NHKの「TVを普段見ない視聴者をひきつけるドラマ」という 企図があたり、硬いテーマ設定だったにもかかわらず、堅調な視聴率を記録しただけでなく 国内でも各賞を受賞したうえ国際番組コンクール「イタリア賞」も受賞しました。 ちょうどドラマが再放送されたこともありフォーラムには、投資家、案件関係者等、多数に ご参加いただきました。

講演内容は、真山先生が新聞記者時代金融経済専門ではなかったため金融情報収集に 苦戦したことから、取材源確保のため小さなきっかけ・働きかけから、太い人脈につなげて いくためにどれだけ財布と胃袋を酷使したかなどが披露されました。 また、取材を続けていくなかでいわゆる「ハゲタカ」と呼ばれるファンドで勤務している人たちの 多くが、日本の将来を憂い現状を打破するために、あえて「ハゲタカ」ファンドの運営・投資 活動に真剣に関与しているという点で、むしろ彼らの方がよほど日本的(著書ではサムライと 表現)であったことに興味を持ったというお話があり、ファンドで働く私たちにとっても新鮮でした。 その他、一般の人々がファンドを外からどのように見ているかなど大変興味深いお話もあり、 講演終了後は、真山先生を囲んで参加者同士、自由に意見を交換もでき大変有意義な フォーラムとなりました。

真山先生のお話を伺い、日頃の活動において痛感している人的ネットワークの重要性を再認識し、そのためにはお金も体もつかわなくてはいけないのだと感じた次第です。 今後も皆様にご関心をお寄せいただける新たなテーマをご用意してフォーラムを開催させていただきますのでお楽しみに。

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