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第15回NMCみらいフォーラム開催

2010.12.14

今回は、株式会社大和総研チーフエコノミストの熊谷 亮丸氏に「2011年の日本経済と金融市場の展望」というテーマでお話しいただきました。
熊谷氏は、各種アナリストランキングでエコノミスト、為替アナリストとして合計7回1位を獲得し、2010年の日経ヴェリタス主催の「人気アナリスト調査」ではエコノミスト部門にて第3位になられた経済分析の第一人者です。当日は、日本経済は来年どうなるのか、輸出に大きく影響する中国・米国経済は大丈夫なのか、世界経済を不安定にさせるリスク要因として何が考えられるのか、また金融市場の展望-現在のスイートスポットは続くのか等、2011年が目前に迫る中、関心が高まっているポイントについて丁寧に解説していただきました。 生産計画や設備投資、所得・雇用環境、不動産市場の足元の傾向が最悪期を出した可能性を示していること、輸出に下げ止まりの兆しが見られ、今後は中国・米国の政治的なビジネスサイクルによるプラスの影響が期待出来ること等、日本経済にとって明るい兆候が現れつつある一方で、新興国市場でのバブル発生のリスクや円高再燃のリスクなど中長期的な構造リスクが存在し、まだまだ楽観視出来ない状況であることがわかりました。
当社の投資先企業の事業展開を図る上で、またファンドの投資活動を行う際には、こうした世界の経済情勢を常に念頭に置いて進める必要があることを改めて痛感いたしました。

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