2020.11.2
弊社が運営するファンドは、2020年10月30日付で、APRESIA Systems株式会社（以下「APRESIA」）の全株式をオリックス株式会社（東証第1部：8591 以下「オリックス」）に譲渡致しました。
弊社は、2016年12月に日立金属株式会社から独立したAPRESIAに出資し、同社及び同社の完全子会社であるエイチ・シー・ネットワークス株式会社（以下「HCNET」）の経営改革を支援して参りました。具体的には、「ファシリテーション」と呼ぶ弊社独自のワークショップ形式の戦略の策定・実行支援の取り組みを通じて、従業員が自ら考え行動する企業風土への変革を推進すると同時に、5G・ローカル5G、オープンネットワーキング及びネットワークセキュリティ関連事業等の成長分野へ経営資源を投入する等、事業の選択と集中を推進致しました。
今般、約4年間の弊社の経営支援によって、APRESIA及びHCNETが中長期的に発展できる経営基盤が確立されたことから、オリックスへの株式譲渡を決断致しました。オリックスは、国内外において法人金融、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資等、幅広く事業を展開しております。ウイズコロナ、アフターコロナの時代において社会構造や市場環境が大きく変化する中、同社は、情報通信関連事業を注力分野の一つと位置付けており、同社が提供するサービスと、APRESIA及びHCNETが提供する製品・サービスを組み合わせることで、社会的課題の解決に寄与することを企図しておられます。
今後の両社の益々の発展を祈念しております。
